理想の人を自分に憑依させる、誰かを生贄にして誰かを褒める

日々の自分のつぶやきを振り返ってみて、その時何を考えながらそのツイートをしたのかを思い起こす試み。いわばつぶやきのネタバレ。今回は、「誰かの悪口を言ってスッキリしたいなーとか思っちゃったときの対処法」が盛りだくさんになりました。

理想の人を自分に憑依させる、誰かを生贄にして誰かを褒める

うまくいってない時ってつい、
自分より出来ない人をみつけて安心しようとしてしまう。
そんな自分があんま好きくない。
だからそんな時は、
「自分の理想とする人なら、こんな時どう考えるだろうか」
っていう妄想をする。
例えば

「アイツは口ばっかだなー」って人がたまにいるけど、「あいつは口ばっかりで言ったことを全然やりゃあしない」って事に気づいて愚痴れるほどにその人の事観察して粗探しに時間費やしちゃってる時点でもう負けな気がする。本当に実行力ある人なら、そもそも口だけの人間には興味すらわかない筈なので。

それでも誰かを批判したい気持ちが強いときは、
「あの人に比べてあの人はすばらしい」
っていう考え方で締めくくるのがコツ。
愚痴のエネルギーで、誰かを褒める事ができる。

成績が落ちるとすぐに体調が悪くなる人と、常に成績は芳しくないが体調不良を言い訳にするどころか完全に隠し通す人がいて、僕は、「根性」という言葉を体現している人がこんなに身近にいたということに驚きを隠せないし、誇らしくさえ思う。

食べ物を選ぶように、喰う言葉を選ぶ。

自分がこれまで食べてきたもので
身体が構成されているように、
自分というキャラクターも、
自分がこれまで取り入れてきた言葉でできている。
気分が悪くなる言葉は別に無理して覚える必要ないし、
逆に誰かを気分良くできる言葉は、探してでも取り込みたい。

言い訳のボキャブラリなんぞ増えてほしくない。褒め言葉のボキャブラリを増やしたい。褒められたときのリアクションの数を増やしたい。欠点を表現する言葉は別にいらない。長所を表現する語彙を増やしたい。気持ちのいい言葉は、まだまだたくさんあるはずだ。

最後に。

器用な人をうらやましがる必要は特にない。
試行錯誤と失敗と無駄を積み重ねてなお、その場にいたいと
思えるならば、その積み重ねた腐葉土が、この先、
とても楽しい何かを生み出す土壌になるんだと思う。

安心してください。あなたが選んだその道は、「ちょっとしたコツ」でどうこうなるような単純で簡単でつまらないチョイスなんかじゃないはずです。小手先のテクニックなど不要だし、器用さだけでやっていける世界でもないはずです。早い段階で器用さに頼っているような人に、あなたが負けるはずがない。